Vol.40 ~ニューヨーク見聞録 その2~

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(その1はこちら)
前日の下見会は、4時間もいましたが、時間のたつのも忘れ、ついには違うオークションの展示ブースまではいりこんでしまいました。会場を出る時受付の女性が、あまりにわたしが長時間いたもので、にっこり微笑んで、「明日、お待ちしています」と日本語で挨拶してもらい、とても感激して会場を後にしました。

オークション一日目、会場に少し早く着くと、会場は満員と思いきや、開始5分前になっても20人ぐらいの参加者です。日本の某オークションなどはすわる椅子さえ確保するのに大変なのですが。

とにかく後ろのほうに席をとり、全体が見渡せるようにしました。前の席に座らず、一番後ろの壁にもたれている人たち5,6人<日本と同じだなー>。まじめそうなオークショニア(ハンマーをたたくひと)がオークションの説明を始めました。これも日本と同じスタイルで、両サイドは電話での入札の係が座っています。日本でお会いしているプリント<版画>の最高責任者R氏は、電話の担当で、現場を大切にしている方です。彼らにとって会場は、一番大事な試合、舞台なのです。試合開始!

電話での取引が多く、次々と落札されていきます。私は買いのほうは何回か手を挙げたのですが、その上のプライスになり結果がでませんでした。出品については、かなり高額になりひと安心。実はリーマンショック前にニューヨークに出して不落札になり、今回心配でこちらに来たというわけです。一日目の後半はピカソの絵皿が30枚ちかく出ていましたが、これは会場に来ていた方が9割落としていきました。

会場があまりに寒くしてあるので担当に聞いたところ、セリに興奮する人がいるので、わざと寒くしてあるとのことでした。とにかく無事に終わりました。

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