ホームページ リニューアルしました

株式会社国際美術企画

ホームページ、リニューアルいたしました。

暫く、以前のものは更新せず、今回ネット販売はしない形で再開させて頂きます。

本来の企画と卸を中心として活動していきます。

初回の今回は、オークションを取り巻く、全般的なことを簡単にお話したいと思います。

海外大手オークションのカテゴリーの [プリント] という分野は、少し前までかなりのボリューム(量)で、3月・9月にロンドン、5月と10月にニューヨークで開催されてきました。しかし、当日の会場での参加者は必ずしも皆さんが思っているほど多いものではありません。広い会場に30人ほどの業者がいるだけで、後は電話やインターネット、書面による入札がほとんどです。一時は、出品数が少なくなったため、カタログもかなり薄いものになってしまいました。

そこで、カテゴリーを [プリント&マルチプル] として、プリント(版画)以外に、絵皿、立体作品など、目新しいものを入れた構成に変更しました。その効果もあって、最近は出品点数も増え、さらに目新しい立体などが入って、従来のプリント(版画)作品も魅力が戻った感があります。

今回2016年秋の海外の [版画&マルチプル] オークションは、作品数が増加したばかりでなく、質の良い作品も出品され、今後の価格や人気の上昇も期待させるものとなりました。

ただ、全般的にはオリジナル(一点もの)の人気はさらに過熱していくと思われます。

富の集中が世界的に問題になる中、美術品への過剰な投資は文化への弊害となりえます。

公的な美術館やせっかくコレクターから出てきた作品が、また地下に潜り、投機対象として、または、マネーロンダリングの道具とされかねない状況です。後者については、監視の目が強化されつつあるようです。

そんな中、アメリカのコレクターが、印象派のモジリアーニを中心とした作品(400億円)をパリに寄贈した話題は、文化の共有・発展に一つの風を与えたことと思います。

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